型枠大工の出番は地盤に杭を打ち込む「杭打ち工事」が終わってから。水平垂直を確かめながら印をつけていく「墨出し』と呼ばれる作業を行い、それに沿って型枠を組み立てていきます。その後、型枠のなかにコンクリートを流し込み、コンクリートが固まったら型枠を外す。これが一連の作業になります。
1 型枠のひらい出し
パソコンを使って、柱、壁、梁、スラブ等の形状、寸法、数量等を計算し、加工図を作ります。
2 加工
加工場で材料(合板、桟木)を加工図通りに切断し組立てて、パネルや柱型・梁型などを製作します。
3 墨出し
施工図面により現場で型枠を組立てる柱、壁などの位置を床に線や印で表す作業です。
4 型枠の建込
あらかじめ加工しておいた枠を墨だしした墨に合わせて、建てていく作業です。
5 コンクリート打設
コンクリートを型枠に流し込み、均していく作業です。
※コンクリート打設は外部業者に委託
6 解体
型枠の中へ流し込んだコンクリートが固まったら(強度がでたら)型枠を取り外す作業です。